唐音水仙公園は、島根県益田市にあり、日本海をバックに200万球を超える日本水仙が咲き乱れるという絶景スポットです。
公園のある「鎌手地区」には、もともと日本水仙が自生しており、それを地元の方々がちょっとずつ増やしていかれたとのことで、海岸に打ち付ける青々とした日本海の波しぶきとともに、どこまでも続くかのような日本水仙がひろがるという光景はここでしか見られないまさに絶景です。
なお水仙公園に隣接して「唐音の蛇岩」(からおとのじゃがん)という岩石でできた海岸が続いており、その景観は、あたかも大蛇がうねっているように見えるため、蛇岩といわれるようになりました。
昭和11年に国指定の天然記念物に指定されているという大変珍しいものです。
BGM:corico 様 ありがとうございます!
気になる水仙の開花はいつ頃?水仙の品種は何?
現地の案内板によると開花時期は12月から2月、比較的長い期間楽しめるのも水仙の魅力です。
今回は1月20日に訪れました、やや枯れている花もあるのですが、つぼみもまだまだあり、次々と花を咲かせていくのだそうです。
水仙の品種は「ニホンスイセン」という品種で、ここ益田市の花でもあります。
訪れる際には歩きやすい靴がよいでしょう、駐車場からは写真のような急な下り坂を降りていきます。
日本海の青い海と黄色い水仙が広がる光景が素晴らしい
駐車場から坂道を下っていくとやがて広大な丘が見えてきます、その先には日本海が見えます。
周囲には水仙のさわやかな香りが漂います。
ここの水仙はなんと200万球以上植えられており、しかも毎年10アールずつ増植しているんですって!
斜面いっぱいに広がる水仙の丘
すぐ隣接して国指定の天然記念物もあり「唐音の蛇岩」
水仙の丘から歩いてすぐ隣には、唐音の蛇岩という非常に貴重な地形を見ることができます。
まるで大蛇がのたうっているように幅約1メートルの岩脈が300メートル以上貫いているというもので、約3000年前の地層のものだそうです。
途中までは舗装されているのですが、そこから先は自然の岩石となっており足元が悪いので見学の際は注意して進んでみてくださいね。
岩といってもたくさんあってどれが蛇岩なのかわかりずらいのですが、たぶんこの赤い地面から突き出ている岩の塊がその一部なんだと思います。
私の素人目にはどの岩も同じに見えて区別がつきませんでしたが、ともあれ景色はきれいな場所なので、水仙を見終わった後は是非こちらも見学してみてください。
2020年唐音水仙公園に再訪
その後、水仙の名所はどんなところがあるのか、調べていたんですが、広島近県で見ごたえのある名所といえば、やっぱりここだったんだなと思い…
2年ぶりに再訪してみることにしました。
暖冬といわれていた2020年ですが、北広島の八幡あたりはすっかり雪景色!昨秋登山した深入山も雪でおおわれています。
山陰側は時々晴れ間が出るくらいの天気。
だけど日本海は荒波がうねっている!唐音の蛇岩付近もぐるっと見物。
冬の海も夏と違った美しさがあっていいな。
200万球以上といわれる唐音水仙公園の水仙は安定の美しさ!
何度訪れてもいい!
ちょうど同時期が見頃になるのですが、日本海側のもう一つの水仙の名所「角島灯台の水仙」も素晴らしいので、こちらもおススメ。
唐音水仙公園からは距離がありすぎるので一日で2つは無理ですけどね。